2023/4/14

【転換】世界で批判される、「日本の捕鯨」が反撃の一手

INDEX
  • 大阪の料亭に集められた…
  • 「食べる」ことが責任
  • 商業捕鯨を再開して5年
  • 発想の転換。「クジラ自販機」まで
  • 「ずっとバッシングを受けてきた」
  • 「炎上」も覚悟しないと…

大阪の料亭に集められた…

ここは大阪の老舗料理店「むらさき」。
2階にあるお座敷に行くと、3つある掘り座卓のうち、一番奥に数人の日本の報道関係者が、一番手前には捕鯨会社の役員たちと旅行業界の関係者が陣取っている。
そして真ん中の座卓を囲んでいるのは、この日のために招待されたタイ人、フランス人、ロシア人、それに韓国人の外国人インフルエンサーたち。
皆、期待と緊張の面持ちで最初の料理が運ばれてくるのを待っている。
(写真:Justin McCurry/The Guardian)
本日の料理の主役は海外で何かと物議を醸すあの食材──そう、クジラ肉だ。