本屋大賞に「汝、星のごとく」 凪良ゆうさん、2回目の受賞
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注目のコメント
作品はもちろんのこと、受賞式での凪良ゆうさんのスピーチも素晴らしかったです。
2020年に『流浪の月』で本屋大賞を受賞したものの、その時は書店員の方と喜びを分かち合うことができなかったのですよね。
3年越しで大賞2回分の想いがあふれたスピーチでした。
本屋大賞公式Youtubeチャンネルや各報道で見ることができると思います。2度目の本屋大賞を受賞された凪良ゆうさんの受賞スピーチを拝見しました。心打たれました。感謝や尊敬の言葉の多さから、凪良さんが支えてくださった全ての方に「心からの感謝」をお持ちであることが伝わってきます。
スピーチのはじまりは、3年前、1度目の受賞に遡ります。緊急事態宣言と授賞式が被ったことから、「歴代の受賞者の中でも会場に辿り着けなかった。書店員さんへお礼を言えないことが悔いになっていた」とお話しされます。
「汝、星のごとく」刊行に伴い北から南まで書店に伺った時、3年前の感謝を直接伝えられなかったことを書店員さんに話し、労い合い「ずっと応援しています」と声をかけられた凪良さんは、
「『もういいな』って思ったんです。会場には行けなかったけど、こんなにたくさんの書店員さんが応援してくれてているならもういいな、と」と涙ぐみながら語っていました。この一連の時系列と描写、会話文の鮮明な開示から、凪良さんが3年をも書店員さんのことを思い、コミュニケーションを大切にされてきたことがわかります。
だからこそ「今日、再び受賞者として前に立っていることが夢のよう。物語を愛する書店員さんが作ってくれた現実です」この言葉が重みを増して輝くのです。
ー物語を生み出すのは作家だが、手に取るまでにたくさんの方の力をいただいているー 気持ちが一貫したスピーチは本当に美しいと感じます。「応援してくださってすべての方々が私にとっての輝ける星です」締めの言葉は決して、ただ単に美しい響きの言葉などではなく、凪良さんの本心を的確に表す言葉であると確信しました。更なるご活躍を応援しています。お、ちょうど最近オーディブルで聞きました。
「流浪の月」もオーディブルで聞けて、どちらもよかったです。
最近オーディブルで聞ける本屋大賞の小説にはまっていて、寝付けない夜とかに聞いて寝ると、結構すぐ寝落ちできます。