UBS、クレディS買収で資産運用の「パワーハウス」に-JPモルガン
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注目のコメント
そりゃめちゃくちゃ良いディールだっただろう。
・リスクゆえに暴落したところからさらにディスカウントした買収価格
・ディールを成立させるために、一定金額以上の損失の補填条項がある
・スイス政府として、成功をさせなければ、基幹産業が消失する
なんでこんなお買い得ディールが起こったかと言えば、スイスが公的資本ではなくスイスの民間で解消することに拘ったため。これは金融危機時のUBSへの資本注入のトラウマもあるといわれている(下記FT記事に詳しい)。UBSはその時救済され、今回はメリットを受け、という形に実質的になったといえるだろう。
もちろん、そこでディールが起こらなかったらシステミックリスクが発生していた可能性はある。それを避けるためにCredit Suisseの投資家が割りを食った(ただそもそも割りを食う経営をしていたCredit Suisseに投資をしていた自己責任)とも言える。
How the Swiss ‘trinity’ forced UBS to save Credit Suisse
https://newspicks.com/news/8248167
なお見出しの「資産運用」は、資産運用といってもアセットマネジメント(年金・投信の運用)ではなくウェルスマネジメント(富裕層のプライベートバンキング)。
そのパワーハウスになるかはスイス国外の独禁法の判断次第かとは思う。