【直撃】日本に上陸した、地球に「やさしすぎる」素材
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元はIT企業という科学とは離れた分野にいたにも関わらず、大麻草からつくる大胆な発想をしてみたり、色んなコンテストにも結果にこだわりすぎず人脈を広げることを目的に行動されているのが、目的を明確にしたうえで進まれていて素晴らしいと思いました。
注目のコメント
発泡ポリスチレンは分別回収さえできればリサイクルが容易で比較的循環されやすいです。記事中でリサイクル率が低いと指摘されていますが、グローバルなOECDデータで、多くの国で回収網が整っていないためと思われます。プラスチック循環利用協会のデータによると、日本ではマテリアルリサイクル52.8%、熱回収38.0%となっています(2018年)。分別回収の仕組みさえ整っていれば、技術的にはリサイクル可能です。
見た目が似ている代替素材を流通させる場合には、特に日本の場合は既存のリサイクル施設との兼ね合いがあるので、回収リサイクル方法について具体的に示す必要があると思います。
また、植物由来であったり生分解機能を有したりしているような代替発泡樹脂は比較的出回っているため、どこかで差別化が必要だと思います。
麻科の植物ヘンプは栽培に必要な水の使用量、農薬や化学肥料、労働力が少なく、土壌利用効率がよいなど、サステナブルな面を有しており、より製造時の環境負荷が少ないということを目立たせるのが一案でしょうか。大麻草とキノコを使った素材と聞いて、怪しすぎる…と思っていましたが、完成品を見るとちゃんと発泡スチロールのような姿で驚きました。すごい!
そして実は意外なきっかけで日本にも進出していました。
日本では大麻草の栽培は許可が必要のため、原料にはあの名産品を使っています!笑この分野では多くのスタートアップがイノベーティブなアイデアを事業化しようとしています。この記事で紹介されているキノコ類はかなり人気のある原材料ですが、海藻や竹など他にも多くの素材を使って商品開発をしているスタートアップに資金も流れています。コスト優位性をもって大量生産するためのハードルはまだ高いですが、消費者のニーズも高まっているので,潜在的な市場は大きいと思います。