「すずめの戸締まり」中国で快進撃の旅 日本アニメの興収歴代1位に
朝日新聞デジタル
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スターウォーズの例を出すまでもなく西洋映画はギリシア神話やキリスト教などが土台となっているものが多く、そのような「構造」を理解するためには最低限の宗教的知識が必要です。一方新海誠さんの映画を観て感じるのは折口信夫が紹介したような日本的神話や民俗学の文脈。(後で調べたら新海さん実際折口民俗学の熱心な読者だそう)これは逆に西洋の鑑賞者には教養を要求するものかもしれません。
そして日本の神話は遡ると中国など大陸の影響を多分に受けていることでしょう。浮世絵の影響を受けた印象派が日本で人気だったり、元々はポルトガルにルーツがある天ぷらが欧米人に受けが良かったり、自分が受け入れやすいと感じるものは、そもそもそのルーツを共有しているからということはよくあります。
新海作品は極めて日本的であると同時にアジア人には説明せずとも受け入れられる土壌があるのだなと改めて感じます。今回これだけヒットした理由は中国のSNSでの宣伝活動にあると思う、新海誠監督が直々北京と上海に訪れてファンと交流してるのを中国のSNSで毎日のようにトップ記事になってた、あとは映画を見た人がそれを自分のSNSに投稿したりして話題になってた。
見た知り合いに聞いた話しだと「君の名は」から新海誠監督のファンになり、久々の日本アニメが中国での上映だったという事もあり、しかも新海誠監督の作品だったので真っ先に観に行ったそうです私も見ました!
ちょっと違った視点かもしれませんが、中国の方が好きな猫がメインキャラクターになっていますし、新海監督の世界観の特徴のひとつである「色彩」も鮮やかで綺麗です。中国の方が好む要素が含まれているのもヒットの要因かもしれないですね。