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選挙結果は、国会(一院制)の200議席のうち、
国民連合党 48
フィン人党 46
社会民主党 43
中央党 23
緑の連盟 13
左派連合 11
フィンランドの議会は、従来から中小政党が乱立して、単独過半数を取る政党がありません。
社会民主党、国民連合党、もしくは中央党が第1党となり、連立を組んで、政権を構成してきました。
近年、フィン人党(真のフィン人)が躍進し、今回の選挙ではこれまでで最大の議席を得ました。
フィン人党の主張は、反移民、難民拒否、フィン人だけのための福祉国家、です。
これまでの例だと、国民連合党が第1党の場合は、社会民主党と連立することはありましたが、フィン人党との連立はありませんでした。報道によればマリン首相の個人的な人気は依然として高く、フィンランドにおいて歴史的な転換となるNATO加盟も評価されていたものの、鍵を握ったのは経済政策だったようです。右派ポピュリスト政党のフィン人党が過去最高の得票率となり、TikTokなどを利用して若い層への浸透を図ったとされます。連立のゆくえに注目
34歳の若さで首相に就任以降、新型コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など前代未聞の危機を乗り越えてきたマリン首相が敗北。
右傾化に加え、世代の壁は否めない。