2023/4/3

【最前線】ChatGPTは、こうして「あなたの仕事」を奪う

The New York Times

INDEX

• 広告ライターが震え上がった
• 正社員より、AIの方がコスパがいい
• ホワイトカラーの62%がビビっている
• AI直撃の仕事、トップ5は?
• これまでのAIと根本的に違う
• AI時代の勝者は、実は…

広告ライターが震え上がった

2022年12月、米国ライター・アーティスト協会──コピーライターが加入する設立26年の団体──のスタッフは何かヤバいことが起きているのに気づいた。

ちょうど、ChatGPTの最新版がリリースされたところだった。インターネット上の豊富な情報を利用して質問に答えたり、要求したタスクをこなしたりする「大規模言語モデル」だ。

その能力は驚くべきもので、広告コピーやブログ記事などのコンテンツ制作を生業とする者にとってはまさに脅威だった。

「みんな震え上がっていましたよ」と、同協会のレベッカ・マター会長は言う。

コメント

注目のコメント

• 津田 建二

  News & Chips 国際技術ジャーナリスト

  ・2023年04月03日

  大規模言語モデルでは、極めて多くのデータを学習させる必要があります。そのために、NvidiaのGPU（グラフィックスプロセッサ）が1万個以上学習に使うそうです。さらに高集積のCerabras社のウェーハ規模の半導体を使えばさらに多くの学習が可能になります。ChatGPTで代表される生成AIは、もはや止めることはできません。むしろ悪いことを学習させないようにGPT-4やGPT-5で食い止めるような学習させることが重要であり、技術開発を止めることではないでしょう。きちんとした倫理観を持つ人間が生成AIを理解し、悪事を食い止めるAIを自動作成する方向で進化すべきでしょう。
  ChatGPTの開発を止めるというキャンペーンは、悪事を働くハッカーがまだいる以上、残念ながら犯罪を放置することにつながります。
• 森川 潤

  NewsPicks NY支局長

  ・2023年04月03日

  本日から、世界の最重要トレンドを「週7日」で毎日キャッチアップする新連載が始まりました（参考：https://newspicks.com/news/8293696）！
  
  第1回目は、まさに今ど真ん中のテーマで、AIと仕事の話です。すでに何度も目にしてテーマではあると思いますが、実際の現場の生々しさが伝わるディープなレポートになっているのではないかと。
  
  本日から是非よろしくお願いいたします。
• 細田 知美

  株式会社電通PRコンサルティング シニアPRプランナー、電通ダイバーシティラボ所属

  ・2023年04月03日

  AIに「どう指示を出せばいいか」のスキルが問われてきます。
  曖昧な指示ではなく、丁寧に指示を入れ込むことで、活用の幅が広がる。
  使いこなせる人とそうでない人で、差が歴然となってくるでしょう。
  これまで時間を要していたことが短時間でできるようになり、人はもっとクリエイティブなことに時間を割けるようになって、「自分らしさを何にどう表現するか」が、さらに問われてきますね。