【Microsoft×OpenAI】生成AIは、なにを革新したのか
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DALL・E2などの画像生成AIにも驚きましたが、昨年末のChatGPTとの対話は衝撃でした。人間が到底読み切れない45TB分のテキストを学習したAIは、こんなに人間っぽく受け答えするのか、と。
マイクロソフトはOpenAIと2019年に戦略的パートナーシップを結び、GitHub CopilotやAzure OpenAI Serviceなどの製品にもGPT-3やCodexを組み込んできました。とくにこの半年の展開が速い。
サティア・ナディラCEOは「あらゆるマイクロソフト製品に、プロダクトを一変させるAI機能を搭載していく」と語っていて、今回取材した日本マイクロソフトの小田健太郎さんによると、その計画は予定を早めて巻きで進んでいるとのこと。
この記事では生成AIのビジネス活用のモメンタムを伝えるとともに、シリーズD未満のスタートアップに15万ドル分+αのサービスが無償提供される「Microsoft for Startups Founders Hub」や、ベンダー向け「ISV Success Program」などのサポートプログラムも紹介しています。
セキュリティや倫理的なガバナンスなど課題はありますが、刻々と進化するAIを使ってどんなサービスが出てくるか楽しみです。弊社小田と金光の2人が今話題のChatGPT、世の中に与えるインパクトについて語っています。「これまではPythonやC++などのプログラミング言語が書けないと、AI開発や機械学習はできませんでした。でも、ChatGPTによって、人が日常的に使っている言葉でAIとコミュニケーションできるようになった。そうすると、AIを扱える人材の裾野も格段に広がります。
つまり、AIがそれまでとは桁違いの量のテキストデータを学習し、「自然言語」という究極のインターフェースを獲得したことで、「精度」と「人材不足」の両方の課題を同時にクリアした。これが、2022年に起こった変化の本質です。」「細かいところでは、請求書の発行で決済処理を行いたいなど決済環境などもネックになりますし、学習させるデータのガードレールや権利関係、倫理的なイシューもクリアにしないといけません」
「細かいところ」ね・・・ちょうど勤務している会社のグループでも大規模言語モデルの勉強会があって、その中で真っ先に議論にあがったのがデータの機密性や権利関係、倫理性でした。現実にはぜんぜん細かくない、特に顧客に対面するモデルを用意するのであればしっかり取り組む必要のある事柄だと思います。