低価格EVでテスラの先をいくGMとVW、3万ドル以下の車両を強化
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低価格EVにおいて現在最も説得力のあるロードマップを示せているのはやはりテスラだと考える。ただ安いBEVが出来たとしても、街乗りのコミューターを除いてどういった価値が提供できるのか?記事に出てくるID.2とかがユーザーにどういった価値を提供してくるのだろうか?提供価値を議論せずに価格だけをベンチマークしても、BEVユーザーが何を求めていくかは浮かび上がってこないだろう。
諸刃の剣であることには注視が必要だろう。
確かに低価格EVの登場は、生活者の「最初のEV購入」を促すだろう。
しかし、価格も含めて内燃機関車とEVが並立することで、生活者も同じものさしで比較するようになる。
そうなると、価格以外のEVならではの価値が感じられなければ、「やっぱり内燃機関車の方がいい」という結論に至り、「2台目のEV購入」から遠ざかる可能性もある。
実際、北米での直近の消費者調査でも、次の車両購入では内燃機関車にするという割合が6割を超えているものもある。
そうなると、さらなる価格引き下げか、よっぽど訴求力がある別の価値の新たな提供が必要となる。
これは最初のEVの購入喚起よりもよりハードルが上がる。
本質的な車両としての価値、体験による価値を訴求することが本質で、その中のひとつに低価格という価値も存在しうる、という位置づけで考えるべきではないか。