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エビの殻や藻から作られる美しき新素材─進化する「サステナブル・ファッション」の最前線

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    大阪公立大学 准教授

    エビの生産量はここ50年ほどで7倍以上増加しています。この増加の大半は養殖によるもので、その増産を担ったのは主に中国、東南アジア・南アジアです。エビの養殖技術は他の水産資源と比較すると容易で、途上国でも短期間で供給力をつけられるため、アジアの経済発展に大きな役割を果たしています。

    石油に代わって、大量に廃棄されるエビの殻を使うというのはアイディアだと思いますが、エビの養殖過程で様々な環境破壊が引き起こされていることも考慮せねばなりません。例えば、希少生物が多く生息する東南アジアのマングローブ林は、エビ養殖池への転換によって激減しました。養殖・加工に用いられる様々な化学物質が養殖場の外に流出し、周辺環境に悪影響を与えていることも知られています。
    どうせ捨てられるモノだから良いという単純な話ではなく、ライフサイクル全体で見た環境負荷がマイナスになる必要があります。


注目のコメント

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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    マングローブ林という生態系が提供してくれる価値には、木材や燃料などの資源の供給サービスだけではなく、生物の生息など多くの他の生態系サービスを助けたり、暴風雨や津波などの被害を和らげたりするような、調整サービスの価値があります。これらを十分に考慮せずに、マングローブ林を伐採し、一見利益率の高いエビ養殖場へ転換するビジネスが乱立しています。

    千葉先生も指摘されている通り、エビを養殖するために必要なエサや薬剤、排水やエビの殻などの廃棄物が環境汚染に繋がることもあり得ますし、この汚染で、漁業などに被害が生じる場合、回復するためにかかるコストもかかりますが、現状のビジネスの考え方ではこれらは見過ごされがちです。

    廃棄物を有効利用することによって、少しでも悪影響が緩和されることはよいことだと思いますが、マングローブ林の伐採やエビ養殖による環境影響を正しく評価したうえで、そもそもの環境への悪影響をポジティブに転換するような、(イメージとしては環境再生型農業に近い)根本的なビジネス転換が求められると思います。


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    PwCコンサルティング合同会社/(株)スマートアグリ・リレーションズ(バイオマスレジングループ) Director/Executive advisor

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