[ベイルート/リヤド 23日 ロイター] - サウジアラビアとシリアは、10年余ぶりに大使館を再開することで合意した。3人の関係筋が明らかにした。

シリアの関係筋は、サウジがアサド大統領を支援するイランと外交関係再開で合意したことを受け、サウジ・シリア間の交流に弾みがついたとの見方を示した。

2011年のシリア内戦開始以来、多くの西側およびアラブ諸国はアサド氏との関係を回避してきたが、サウジとシリアの関係再開はアラブ世界とアサド氏の関係正常化に向けた最も重要な一歩となる。

別のシリア関係筋は、両国政府が4月後半のイスラム教の祝祭後の大使館再開を準備していると明らかにした。

ある地域筋と湾岸の外交関係者によると、再開決定はサウジ側とシリアの情報当局者による会談の結果決まったという。