2023/3/25

【新番組】MEGUMI×サトマイ、統計分析で経営者の悩みを解きまくる

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今夜10時から、新番組「MKTLAB.」(マーケティングラボ)がNewsPicksにて配信される。
MKTLAB.は女優・タレントとして活躍しながら、自らパンケーキカフェを経営するMEGUMIさんと、YouTubeチャンネル「謎解き統計学」でもお馴染みの、ビジネス統計学の専門家のサトマイさんが、統計の力を使いビジネスパーソンの悩みを解決する番組だ。
初回はMEGUMIさん本人が経営するカフェを、サトマイさんがデータを元にコンサルティング。
MEGUMIさんがサトマイさんに打ち明けた経営の悩みと、その解決策とは──。
番組収録直後の2人に、見どころや意気込みを語ってもらった。

注目のビジネス統計学の専門家「サトマイ」

「統計学は、確率・統計を使って世の中の謎を解く“リアル謎解き”なんです」
と語るのは、MKTLAB.で経営者のビジネスを「公開コンサル」するサトマイさん。
自ら運営するYouTubeのフォロワーは25万人弱、「正論ぽいのに説得力のない人が議論に使う最強の詭弁術4選」「【理詰めのサイゼリヤ】紙でオーダー?アンチDX&逆張り戦略を徹底解説」など、ユニークなテーマで世の中の事象を分析し、注目を集めてきた。
そんなサトマイさん、実は統計学の専門家として独立するまでは少し特殊なキャリアを歩んできたという。
サトマイ もともと数字は大の苦手だったのですが、大学で消費者行動論のゼミに入ったところ、教授がスパルタで「定量的な分析ができないと、“消費者心理を科学する”とは言えない」。
という指導方針だったため、統計学をがむしゃらに勉強しました。
勉強していくうちにどんどんのめり込んでいき、大学3年生の頃には全国マーケティング分析コンテストで入賞するほど、直感的なものを定量的に分析する力を得ることができました。
しかし大学卒業後は統計スキルを活かした就職がイメージできなかったこともあり、パチンコ店のホールスタッフ、製造業で物流の仕事など、統計学と縁のない仕事に就きました。
ただ、実際に社会に出て働いてみたことで、「市場を分析して最適なマーケティング方法を見つけ出す」「的確なターゲットを洗い出す」など、ビジネスにおける統計スキルの活用シーンが見えてきたこともあり、思い切ってマーケティングリサーチャーとして独立することにしました。
私の弱みであり強みは「数字嫌いな性格」です。だからこそ、文系の人や数字を克服しようとしている人の立場に立って、わかりやすく説明できるのではないか──。
すなわち「私にしかできないコンサルティングがある」と思えたことが独立のきっかけです。
合わせて、YouTubeでの発信も始めていきました。
と、いまのポジションに就くまでの変遷を語ってくれたサトマイさん。
そんなサトマイさんから見ても、タレント・女優としてこれまで十二分に成功してきたにもかかわらず、ビジネスの世界に飛び込んでいるMEGUMIさんのキャリアはユニークに感じるという。
MEGUMIさんがビジネスの世界に飛び込むことになったきっかけを皮切りに、対談はスタートした。
MEGUMI 私がビジネスに関わるようになったのは、ある時知り合いに「世の中を理解するために商売をやった方がいい」とアドバイスされたことがきっかけです。
「芸能界はとても特殊な世界なので、社会との繋がりが少ないと世の中を理解できないまま大人になってしまう」と言われたのです。
確かに「世間知らず」になってしまうことは、私自身も芸能の仕事をしながらとても危惧していたことではありました。
サトマイ そうだったのですね。客観的に聞くと的確なアドバイスかもしれませんが、女優やタレント業が忙しいことはもちろん、ビジネスへの挑戦はかなり勇気が必要だったのではないでしょうか。
MEGUMI はい。商売なんて無縁でしたし、必要なお金もリスクも大きいことはわかっていたので、怖い気持ちも少しありました。
ただ、金沢という地に運命を感じたということと、「これから金沢は観光地として人気が高まるはずだから、パンケーキ屋かうどん屋をやったらどうか」と具体的、かつ親身なアドバイスをいただいたこともあり、思い切って挑戦することにしました。
サトマイ 実際にやってみてどうでしたか?
MEGUMI やっぱりビジネスはめちゃくちゃ複雑で難しい、と感じましたね(笑)。
金沢は東京みたいに何でもハイスピードで物事が進むわけではないので、まずは金沢に何度も訪れ、石橋を何本も叩くかのように町の人たちと絆をつくるところからはじめました。
試行錯誤しながら一つずつ丁寧に進めていった結果、町の魅力の活かし方、ニーズ、人間関係の築き方などを、カフェの立ち上げ、経営を通して学ぶことができました。
カフェの経営に挑戦して本当に良かったと思っています。
ただ、「やるからにはもっと成長させたい」と考えているのが正直なところです。

統計学で、自分の強みを浮き彫りに

サトマイ その向上心が素晴らしいですよね。
MEGUMI ありがとうございます。「もっと成長させたい」と思っているからこそ、今回番組ではサトマイさんに、Cafeたもんの3つの悩みをぶつけました。どれもいますぐに改善したい課題です。
 経営者MEGUMIさんのお悩み
 ①うちのブランディングの方向性って合ってる?
 ②お客さんのリピート率、どうあげる?
 ③スタッフのモチベーションをどうあげる?
サトマイ こちらこそ貴重な機会をありがとうございます。
「ブランディングの方向性に悩みがある」と聞いてCafeたもんを調べた時、MEGUMIさんご自身がPRなどで一切表に出てきてないことに驚きました。
第3者から見ると、MEGUMIさんが経営しているカフェだと気づかない。
MEGUMI 「表に出た方がいい」と言われたことも多かったのですが、出なかった理由は私が出たところでパンケーキはたくさん売れないと感じたからです。
一時的に話題になったとしても、「パンケーキ×金沢×MEGUMI経営」のカフェって、お客さんにとってあまりピンとこないかなと(笑)。
Cafeたもんにとって私は、ディレクションに少し関わったり名前だけを貸すような存在ではなく、町に必要なカフェを運営する経営者ですから。
自分が表に出ない代わりに、売上に繋げるためには、味、素材、土地などお店の良さを打ち出すべきだと思い、「クオリティ」が伝わるマーケティングを心がけていました。
実は番組本編では、サトマイさんにクオリティではなく、コーポレートアイデンティティを見直す必要性を教えてもらったのですが、創業以来気づけなかった、「顧客を引き寄せるCafeたもんの強み」にはじめて気がつくことができ、目から鱗でした。
サトマイさんがアドバイスした、MEGUMIさんのカフェの強みは?  続きは今夜10時の配信で。番組はこちら
サトマイ 忙しい中でも創業時の「想い」を振り返ることはそれほど難しくないのですが、それを消費者が求めているものとマッチさせることは本当に難しいものです。
経営者であるMEGUMIさんの想いと消費者のニーズを結びつけるお手伝いができたのなら嬉しいです。
MEGUMI そうですよね。ニーズとトレンドを追っているつもりでも、いざInstagramで投稿してリーチ数を調べると、期待した結果とずれていたこともある。
一方、思わぬ投稿が注目を集め、集客に繋がったこともありました。
やればやるほど、「顧客が求めていること」と「Cafeたもんだからできること」が何かわからなくなっていたところでした。
サトマイ 「自社のビジネス上の強みがわからない」という悩みは、これまでもさまざまなクライアントから相談されました。
実は大体の悩みは、過去に同じように悩んだ人が実践しており、それがデータとして残っているものです。
そのデータを分析することで、最適な戦略を見つけ出せることこそが統計学の魅力かな、と私は考えています。
MEGUMI どんなビジネスにも調子が良いときもあれば悪いときもありますよね。特にうまくいかないときは、焦って変な球ばっかり投げてしまうこともある。
ただ、今回サトマイさんにコンサルしてもらい、データは自分では客観視できない強みや弱みを洗い出してくれるものだと感じました。
データを知ることは己を知ること。飲食にも芸能にも、すべてに通ずる自己分析の方法だと感じました。

「わからない」が言える革命的な番組へ

サトマイ 今回、MEGUMIさんと新番組MKTLAB.でご一緒できて光栄です。
この番組の一番の価値は、絡まったものを解きほぐしていく「解き(ほどき)体験」だと感じています。
どの経営者の方も、複数の悩みが頭の中で絡まって前に進めない状態を経験したことがあるのではないでしょうか。
そんな際、私は経営者にとって「今何が一番大事なのか」を統計の調査から導いてお伝えするようにしています。
データに基づいているからこそ、方向性や投資に自信が持てるようになります。
MKTLAB.でも、様々なゲストの課題を解決し、「スッキリ」を共有できる番組にしていきたいです。
MEGUMI 確かに、経営者の心のモヤモヤを掃除するような番組にしていきたいですね。
私が今回お話しさせていただいた悩みだけでなく、これからゲストが相談する悩みは、スタートアップから歴史ある企業まで、みんなに共通することだと思います。
だからこそ、「いまさらこんな悩みなんて打ち明けられない」という経営者の悩みをどんどん拾って、解消していけるといいですね。
また、女性2人がMCの番組は、NewsPicksでは初めてなのではないでしょうか。
MKTLAB.は女子2人が悩みを抱える経営者をゲストとして迎え、一緒に解決策を見つけるという、これまでにない革命的なビジネス番組だと感じています。
景気も情勢も過渡期ないま、一回リセットして新しい時代を迎えようというタイミングにぴったりな番組ではないでしょうか。
ぜひご期待ください!