マクセル、大容量の全固体電池を量産 産業用で世界初
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体積エネルギー密度が3倍になるのかは置いといて、液系LiBの4倍超の生産コストというのが興味深いですね。マクセルは彼等が保有している「塗る技術」を活かすことが出来る製造工程を見越した上で、酸化物系では無く硫化物系の固体電解質を採用していますが、4倍となるとこれは想定外だったのではないでしょうか。
ウェアラブル等の民生用途で、MLCC陣営(村田やTDK等)と価格で勝負出来ないので産業用途にサイズアップせざるを得なかったのか、最初から用途を狙っていたのか、富士経済の後付けでは窺い知ることが出来ません(このままでは車載に無条件で用途展開出来るとは思えず)
ただし20億円という破格の安さの投資で、産業用途向けの全固体体電池の量産の道筋を付けたことは素晴らしいことで、産業用途側では是非アーリー・アダプターの役割を担って欲しい。高温・低温、真空など特殊な環境で補助電源が必要なものには向いていると思います。三元系に比べ高い安全性と広い温度範囲を武器に温度調節機能を簡略化し、そのスペースも活用して実際的なエネルギー密度を稼ぐのが基本的な考え方に思える。ただ起電力が低いブレードバッテリーも似た方向で走っており、今後も全固体/三元系/リン酸鉄の三つ巴は続きそうです。
とりあえず極端な高低温から全固体電池は普及しやすいかも。
https://www.tel.co.jp/museum/magazine/023/report01_03/>同じ大きさなら蓄電量を3倍に増やせ、発火の危険性も低い。生産コストはリチウムイオン電池の4倍超とされる。
量産によってコストが下がりそうなのか、コストが下がったら現在のリチウムイオン電池の置き換えが進んでいくものなのか気になります。