日本にデザインミュージアムは必要なのか? 経産省主催のカンファレスで議論
美術手帖
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各地のデザイン資源をアーカイヴしミュージアムとしてネットワーキングする、という構想はすばらしい。箱モノにカネを使うより、デジタルやヒトに投下してデザイン力を強化・発信してほしい。京都の文化庁と東京の経産省、連携よろしく。
注目のコメント
金曜日に登壇もした国立新美術館で開催された「日本のデザインを語るデザインミュージアムの在り方を考えるカンファレンス」のレポートです。
経済産業省と文化庁、そして国立新美術館の館長が揃っての開催は過去に前例はなく、そのこと自体、デザインミュージアムがこれまで出来なかった一つの理由でもあります。記事からだけだと目指す「デザインミュージアム」がどのような姿なのかイメージするのがなかなか難しいですね。まだ議論のプロセスなのだと思いますが。
V&AやパリのMADのように古代や中世も含めて工芸品を時系列的に収蔵するのか、あるいはミュンヘンのDie Neue Sammlungのように近世以降に絞って様々な産業分野の製品を横断的に収集するのか。
ちなみにフランスには後者のタイプの国立博物館が単館ではあまり無いんですよね。この辺り、時代が求める必要性以外にも、異なる分野をカバーする複数の博物館が設立され存在してきた歴史的経緯の中でのパズルのピースの問題という印象もあります。日本でも上手くピースとしてはまるデザインミュージアムのかたちが見つかると良いです。