2023/3/21

【圧巻】誰も「日本のトイレ」の破壊力に気づいていない

フリーランス ジャーナリスト
この記事は、日本にいると逆に見えてこない、日本のポップカルチャーの世界でのポテンシャルをお伝えする連載「Japan Rising」の最新回です。

①日本のトイレに「畏敬」

21世紀、日本のカルチャーを世界に広める中で、最も成功した事例は何だろう。
多くの人は「アニメ」や「ゲーム」を挙げるだろうし、実際に非常にその通りの結果を出している。しかし、もうひとつ、同じように語られるべき候補がある。
それは「日本のトイレ」だ。
今月初め、アメリカの長寿人気アニメ『サウスパーク』によって、日本のトイレがいかに外側の世界から魅力的に映るのかを思い知らされることになった。
3月1日に放映されたその名も「Japanese Toilet」というエピソードでは、主人公のスタン・マーシュが新しいトイレを購入する必要があり、日本製の「ベルやホイッスルがすべて付いた超高級モデル」を案内される。
この体験は至高のものとなり、このエピソードの残りの部分(この不遜な番組の典型的なやり方として、トイレットペーパーについての解説になる)の主要なプロットポイントになった。
しかも、これは荒唐無稽な話では全くない。