なぜ、「DX推進」を謳う企業ほど改革に失敗するのか
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DXに取組んでいる企業の関係者であれば、誰しもがその容易ならぬ困難に直面し、その原因や打開策としての本記事内容に少なからず共感するところはあるはず。
個人的には、トップにしろ、現場の責任者にしろ、「あなたにそれをやり遂げる覚悟がありますか?」という問いに応えられる内的動機付けの強さによるところも大きいと思う次第です。古今東西、失敗する確率が高いビジネスプロジェクトといえば、
システム導入(又は更新)のプロジェクトです。
どこかの青い銀行の例を言うまでもなく、下手すれば
営業利益が吹っ飛ぶレベルの損失を産みます。
お客様が「システムを更新する予定です」と言われると、
めちゃくちゃドキドキします。
DXも結局システム導入や見直しが入るため、
同じく、とてもリスクの高いプロジェクトとなります。
記事にも書かれていますが、システム導入を目的化したら
たいてい失敗します。
あとは、コンサル会社に丸投げしてる会社。
現場の声を吸い上げるのはとても大事な事ですが、一方で
システム導入プロジェクトに社長が関与してない場合も
非常に雲行きが怪しくなる傾向があります。
システム導入ありきで考えるのではなく、
現在の業務で効率化のボトルネックになってるプロセスが無いか
検証するところから入ると、混乱は少なくなると
私は考えています。自分は新しいことにチャレンジするときに、まず真っ先に脳が楽をしたくなります。
わかりやすい攻略本はないかな、丁寧に教えてくれる人はいないかな、手っ取り早いハウツーはないかなと、つい自分で調べたり考えたりするのを放棄してしまいます。
今回の取材を通じて、企業もDXという課題を前に、ちょっと考えるプロセスで楽をしてしまうのかなと感じました。
そのせいで手段と目的を履き違えたり、誤ったアプローチを選んでしまったり。
対談を通じてDXについての知識だけでなく、企業が新しい課題に対して、どのように思考停止をしていくのか、どう課題設定をしたら良いのかを学ぶことのできました。
DXに食傷気味の方にも読んでいただけたら嬉しいです。