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国際刑事裁判所は、戦争犯罪や人道に対する犯罪を行った個人に対する裁判を行う国連の機関です。
 これまで、旧ユーゴスラビアやルワンダでジェノサイドを指揮した容疑者らの裁判を実施したことがあります。

立件だけなら国際刑事裁判所の検察局が、証拠を集めればできます。
 問題はやはり容疑者の逮捕で、国際刑事裁判所は警察を持たない裁判所です。
 容疑者がオランダにある国際刑事裁判所に自首してきた例はこれまでありません。
 容疑者が、EU諸国や米国にでも渡航して来れば、欧米諸国政府が逮捕するでしょうが、そのようなうかつなことはしないでしょう。

ロシア政府が自ら容疑者を引き渡してくれるのが一番確実ですが、ロシアは、国際刑事裁判所への容疑者引き渡し義務を定めたローマ規程の締約国ではありません(米国も中国もウクライナも締約国ではありませんが)。
 ロシアで動乱が起きて、親欧米の国家でも樹立されない限り、ロシア政府が進んで容疑者を進んで引き渡すことは無いでしょう。
ロシアは身柄の引き渡しを拒否するとみられ、実際に公判が開かれる可能性は極めて低いとの専門家の見立てです。