「アットホームな社風」の求人が危険な理由、“形容詞の罠”がミスマッチ転職を招く
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◆社員の比率分析
・年齢、男女比、中途・新卒比率、職種比率から、「社風のミスマッチ」を防ぐ作業。
例) 家族との時間を大事にしたい40代社員が、仕事を中心にしている20代が多い企業に入ると、定時帰りや家族の用事を優先することに罪悪感を覚える。など。
こういう罪悪感を感じさせる風紀は今すぐにでも排除したい。「アットホームな」のような形容詞が使われるのは、その文章を書いたり発声する人が自分の「意見」を表明する時です。
”意見とは同意する人もいるし反対する人もいるモノである”、というのが意見の意見たるところです。
ですから、他人の意見に心底同意しようとするのなら、その意見の根拠となる事実を確認する必要があります。
ところが、同質文化のムラ社会で過ごす機会が多い日本人には、この「事実と意見の区別」がつかない人が数多くいます。
実際、ビジネススクールで修論の指導をした時に、定年間際の子会社の社長経験者の学生に「意見では論文にならない、事実を示せ」と何度言っても事実ではなく意見を繰り返されました。
この点については、木下是雄先生の名著「レポートの組み立て方」(ちくま学芸文庫)の第2章「事実と意見の区別」を読んでいただくと良いと思います。