アップル元幹部が起こす新たな波、音楽業界を一変か-背後に強力布陣
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僕がメジャーデビューした17年前は、かろうじてまだ「CD」が売れる時代でした。CDが売れた時代は、ミリオンセラーになると、大きな報酬が入ってきました。一生食べていけるくらいの。
しかし、その後、CDはなくなり、音楽配信になりました。
現在の「Spotify」「Apple Music」「Amazon Music」などのストリーミング配信では、1曲再生されても、0.1円程度の報酬。100万回再生されても「10万円」にもなりません。
なので、アーティストは、今までたっぷりの時間と数千万円のお金をかけて、スタジオで制作していた楽曲を、家で制作するようになります。
気がつくと、「音質の劣化」「曲の劣化」がはじまり、本当の「名曲」が出にくい環境が生まれ、次世代の子どもたちの夢に
「ミュージシャン」
が消え、
音楽は「趣味でやるもの」になってしまいました。
今、メジャーで音楽だけを職業にできる人は、ライブをこなし、グッズを大量に製作し販売し、かろうじて生活できるレベル。
それが、コロナ禍でライブができなくなり、音楽業界全体は、まさに「瀕死」です。
それでも「レコード会社」壁は厚いのです。
音楽には「原盤権」というものがあり、これはスタジオ代などを負担した「レコード会社」が通常持っています。「著作権」とは違う権利です。
ですので、アーティストが自分の曲をライブで歌うと、レコード会社に「原盤権使用料」を払う、というねじれが起きています。
また、音楽業界の慣習で、著作権における「作曲者」「作詞者」は、売上の1.5%しかもらえません。
1,000円のCDが1枚売れたとして、作曲者に15円、作詞者に15円、なにもしていない、ただ歌っている人には「1円も入りません」
これらの慣習は「レコード会社」が作り上げたもので、長く変えることができていません。
なので、アーティストのほどんどは、レコード会社から支払われる「報酬」に満足していません。
こういった現状を、新しい技術や配信方法、著作権の扱いなどで、アーティストファーストに変えていこう、というのが今回の試みです。
ぜひまた
「アーティスト」
になることが、子どもたちの大きな夢になる日がくることを願っています!この記事だけでは単に「AppleMusic出身者が」「新しい音楽のマネタイズについて」「有名投資家などからたくさんの資金を得て」「有名ミュージシャンとも契約して」注目されている、という“すごい人がすごいたくさん関わっているのでマジですごいかも!”ということだけしか分からなかった…
>レコード会社に利用されていると感じるアーティストが多い中、ガンマは所有権の代わりに長期ライセンスを結ぶことで、アーティストが自身の作品をよりコントロールできるようにすることを約束している。
ここが一番のキモっぽいけど、そこを説明していない。。