期待外れのエンゲージメント - 日本経済新聞
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注目のコメント
少し別の見方もできると思う。
エンゲージするほどの価値がないと判断され投資が減った、つまりちゃんと市場が機能したから、低PBRが増えている可能性も。そして、十分に下がればそこにアクティビストが入る余地が増える。そして改善だったり退場する企業が出てくる。
もちろん形式的なエンゲージメントが多いのではないかという指摘もそうなのではないかと推測する事案や話を聞く。またパッシブの拡大によってエンゲージメントが十分にできない投資が広がっているという指摘も、そうだとも思う。
Exxonに取締役送り込んだEngine No.1のVOTEというETFや、米国で検討されているINDEX Actという規制が気になっている。
VOTEは、時価総額ベース上位500企業に投資するが、議決権行使やアクティブキャンペーンで働きかけるというもの(全500社に対してやるのかは分からないが…)。
INDEX Actは、もし通れば企業の1%以上を保有する場合、そのファンドへの投資家の議決権行使指示の通りに投票することを義務付けるもの。BlackRock、State Street、Vanguardの大手3社は、ほぼ間違いなく主要企業は1%以上保有するし、一方で特に個人投資家は議決権行使をETF運用会社に指示する手間をどこまでやるかを考えると、実質的に相当議決権行使のパワーは減る(でもそれをやれるように各社しないといけないので、コストは確実に増える…)。
https://etf.engine1.com/vote/
https://www.whitecase.com/insight-our-thinking/index-act-challenge-voting-influence-institutional-investors-may-yield
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