【逆転】日本でダメだった僕が、名門大学でラボを持つまで
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海外に行きたかったわけではなく、ただ日本ではできなかった。
もともと海外志向があったわけではない石原さんのキャリアは、とても示唆的です。その後も、常に「日本の役に立ちたい」と考えていたにもかかわらず、日本のアカデミアでは評価されず、世界のトップ大学では破格の待遇とポジションを提示してもらえた。
私は、日本のアカデミアの専門家ではないですが、石原さんのキャリアを紐解いていくと、世界と日本の研究環境をめぐる大きな差を感じます。特に、NYでコロナのワクチンをめぐる欧米のスピード感を体感していたのでなおさらです。
特集最終回は、石原さん個人のキャリアにはとどまらない、より大きな日本へのメッセージも受け取ってもらえれば幸いです。
注目のコメント
日本の大学も危機感を感じていて、大きく変りたいと思っているように思います。僕自身も海外で学んだことで日本の将来のために役に立てればと思っています。
「日本でダメだった」といっても、実力や実績はもともとあったわけですね。
それを日本の高齢者たちが評価しなかっただけで。
「『サイエンス』や『ネイチャー』に19本掲載」というのは相当なものです。
日本は年功序列制社会なので、新人の方が定年間近の高齢者よりも、はるかに実力と実績を持っている、さらに金も生み出せる、というのが受け入れがたいのです。
>「圧迫面接は当たり前で、面接官は寝ていることもあった。さらに自分の意向を伝えると『金儲けしたいなら企業へ行け』と言われる」
もちろん、日本は、大学を出たというだけの何の実績もない22歳が終身雇用で正社員として就職できる社会で、健康保険と年金もついてくるので、大多数の人間には楽な社会です。
ただし、年齢に関係なく、突出した実力と実績を持った人間に権限と報酬を提供する仕組みが無いので、ごく少数の突出した人間には不利な社会です。
世界中からトップ人材を集める、というのは、世界でも突出した人間に、突出した権限と報酬を提供する、ということです。
突出した若い日本人が外国へ出て行く社会に、世界からトップ人材が集まってくるということは起きません。