5~11歳用ワクチン承認 コロナオミクロン株対応は初
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オミクロン株対応ワクチンとは、オミクロン株の遺伝子配列を用いたmRNAワクチンのことです。このうち、今回小児用に許可されたワクチンは、オミクロン株BA.4とBA.5の遺伝子配列の2つおよび従来株の遺伝子配列をベースにして作られた2価ワクチンです。米国政府が承認ポリシーを変更したあとの2022年7月に申請されると同時に製造に入り、米国では異例のスピード8月に承認されていたものです。
オミクロン株対応型ワクチンの臨床効果(感染予防、重症化抑制)は、従来型ワクチンを接種した方への追加投与でしか確認されておらず、承認を得た投与対象は「追加接種(3回目接種以降)」となっているため、過去に2回の従来型ワクチンを接種していない方に対しては、使用承認されていません。
すでに日本でも12歳以上の追加接種で認められていましたが、今回「5-11歳」にも接種対象が拡大され、用量が大人用とは異なるため、小児接種専用品が出されたという位置づけになります。