2022年の出生数、初の80万人割れ 想定より8年早く
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合計特殊出生率 1.3
希望出生率 1.8
ここに差があるということは、子どもを望んでいる人が望む人数の子どもに恵まれていない、ということ。
その背景には、経済的理由、年齢的理由、いろいろな事情があるので、この施策で出生率が爆上がりする、みたいな魔法の一手はないのですが、
このままやと、生殖可能年齢自体がどんどん減っていって、そしてお子さんを望む人の割合も減っていく傾向にありますので、減少に歯止めがきかないのは目に見えてますし、
異次元の、とか、倍増は比喩だ、とか言っている場合ではなく、本当に危機意識を持ってほしいです。
政府のやる気のなさをみると「もう知らん、少子化進んで日本消滅してしまえばいい」と思う人もいるかもですが、
今の子どもたちが大人になった時にそのしわ寄せがいくと思うと、子どもがいると見放すこともできません。。
まずは、
子どもを望む人が望む人数の子どもに恵まれる社会に、
そして子どもが邪魔者扱いされない社会になることが、
建設的な少子化対策かと思います。十数年前(2008年)に私が小学校の教科書で読んだ数字が109万。いまでは80万人を割るようになり、衝撃的な数字で驚いています。「若者は子どもを産まない」という事をよく言いますが、実際(相対的に)若者として生きていて感じるのは、今の日本は都市中心で就労することが前提の社会で、給与と生活コストのバランスが取れないということです。生きることすらギリギリの状態で、子を持つという意思決定はなかなかできることではありませんし、地方に行ったからといって、適切な就労機会のもとで適切に給与をいただける方はごく一部です。子どもを産むことが合理的に考えると、少なくとも都市では現実的に不可能で、地方にどう魅力的な就労機会を作るのかなどの、国のグランドデザインを意識した政策を改めて引く必要があると思っています。
子供1人につきお金をあげるという政策では、出生数は増えないでしょう。近所の公園で遊ぶ子供の声がうるさいという老人のために公園を潰すなどという政策が罷り通る世の中では、子供を育てる気持ちになりません。うちの住宅街は老人ばかりが住んでますが、近年やっと子供のいる家族が引っ越してきてくれました。顔を合わせると「子供がうるさくてすみません」といわれるのですが、いつも「子供の元気な声が聞こえるのはむしろうれしいことです、全く気にすることはありません」と答えています。ベビーカーで電車に乗るのはけしからんとか、車内や機内で赤ちゃんが泣くのは許せないとか、子供の声がうるさいとか、子供に対して冷たく厳しい社会である限り、出生数は増えません。社会全体が赤ちゃんや子供は宝物で、老人も中年も若年も子供に優しい社会になることが、出生数を増やす唯一の道だと思います。金にものをいわせるのではなく、その観点から今一度、政策を見直してはどうでしょうか。