人的資本、経営戦略の根幹に 伊藤忠は「朝型」浸透 - 日本経済新聞
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人的資本経営はグローバルなトレンドであり、日本は人への投資が少ないばかりでなく、開示制度も経営実態も遅れをとっていることは確かです。
これを察知してか、日本ではグローバル化が進んでいる企業ほど開示に積極的に取り組んでいるようで、人事についても社員の国や文化を問わず適所適材を目指しています。
一方、先日ある研究会で、日本の企業で働く中堅外国人の方たちの声を聞く機会がありました。大卒時22歳にもどったら日本の企業を選ぶかという問いについて、残念ながら揃ってNOでした。中堅の今は日本の企業での経験や日本語能力があるので、それは生かしていくがと前置きしながらも、次のような理由をあげました
・若いうちにマネジメントの経験が積みたいのに、積めない
・周囲日本人の英語力が低いので、英語で普通に仕事ができる環境がない
・権限移譲してくれず、失敗を恐れて箸の上げ下ろしまで指示してくる
・ダイバーシティを表面的には言っているが、中身が全然伴っていない
・企業として注目を浴びるようなイノベーションを起こせていない
どれも耳の痛い話ばかりですが、日本の企業がどう見られているのか、謙虚に聞くことができる機会でした。これでは人的資本になる前の段階で、優秀な外国人人材が来てくれないのではと危惧します。人的資本経営でどう変わるべきかについて、外からの率直な評価も大事だと感じます。