[香港 21日 ロイター] - 中国のネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が、米メタ・プラットフォームズの仮想現実(VR)ヘッドセット「メタ・クエスト」シリーズの中国販売に向け、同社と協議していることが複数の関係筋の話で分かった。

協議は昨年から数カ月続いているが、なお初期段階だという。

テンセントとメタからのコメントは得られていない。

テンセントは2022年6月に設立した「拡張現実」(XR)部門でソフトウエアとハードウエア両方を含めたVR事業構築を目指していたが、採算性などの問題からVRハードウエアへの参入を断念したと、ロイターが先週報じた。

中国のVR分野ではヘッドセットメーカーのピコを傘下に持つ北京字節跳動科技(バイトダンス)などが主要なライバルとなる。