20年後に"食える子"の親は今何をしているか経営学者が示す食いっぱぐれないための"最低限のスキル"
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自己決定力を身に付けることは、非常に重要だと思うものの、
日本の学校教育では苦しい思いをする懸念があります。
自分の意志や希望を強く持てば持つほど、衝突せずにはいられません。
以前、モンテッソーリ教育の小学校を視察したことがありますが、そこでは、時間割に囚われずに各々が自分でテーマを決めて、興味の向く「お仕事」を突き詰めていました。
教具とその使い方によって一定の枠がありながらも、教えこませることはせずに能動的に学習をするその空間を目の当たりにすると、
通常の教室は、決められた時間枠に自らを順応させ、教師の話の中に何とか動機づけを見つけて、お仕着せの学習内容や社会規範に溶け込んでいく場所です。
誰も、今日は何を学習したい?
とは聞いてくれません。
ですが、スマホやAIにサポートされることで知的能力が増強された人間にとって重要なことは、何をしたいか、という意志なのは間違いありません。
注目のコメント
まさに子育て真っ最中なので、興味深く読ませていただきました。生まれたときから既にVUCAの時代と環境に囲まれているから、これをすれば絶対に活躍できるというものは、また大人になった時には変化しているだろうと確かに思われます。
英語はもちろんのことですが、プログラミングは書かれているように、不思議なものでこれこそ共通言語です。
言葉が通じなくてもプログラミングは書かれたことは通じる。
プログラミングのかつてのイメージは理系が実施するものだというところがあったかもしれませんが、今の子供達は小さい頃からゲーム感覚で既にプログラミングに触れる機会が多く、勉強するというより遊びながらやっている感覚に近いですね。
ロジックの組み立て方、自分が工夫してどのように作りたいか、個性溢れる世界でもあると思っており、子供たちが楽しみながら、そしてここにはジェンダー関係なく身につけて欲しいと思っています。入山先生の考える子供を育てる時の大事な3つの事は、①世の中の変化に対応する力、②遠い未来に向けて自分のやりたいことをはっきりと持つこと、③その二つを活かすための最低限のスキル、という事でした。
こういう話になった時に面白いな、と感じるのは、結局子供への提言は、今の大人たちも含めて立ち向かうべき提言になるのではないかというところです。上記3つは就職に向けた学生にも、会社を成長させたい社長にも役に立つ提言だと思います。
そしてそういう意味でも大切なのは、本当の意味でこの3つを親が自分なりにしっかりと理解する事だと思います。
①は以前グローバル化が叫ばれた時、社内でもグローバルな考えを持て、と言いながら外国人から逃げ回っている上司や、海外に行きたがらない上司にびっくりしたのを覚えています。つまり”世の中の変化に対応する力”と言われた時に、どれくらい視野広く”世の中”を捉えていますか?”変化に対応”は自分の枠の中で考えていませんか?というところです。
自分は運よく大学時代に留学出来て、その時の海外生活は日本で考える世界とは全く違う衝撃でした。アメリカでは、田舎町でも小学生の女の子が教会の中で大人と対等に素晴らしいスピーチをしたり、5歳の子でもカーテンやシリアルは自分で選ぶように指示されたり、と生活ならではの驚きに溢れていました。そういう世界の多様性、そして変化、に対応していく事を親が実感しなければ、子供はその枠の中でしか対応する力を養えなくなってしまうと思います。
②未来へ向けての自分のやりたいことも、少なくとも自分の未来について考える事を繰り返し、その上での自分なりの回答を持つ経験こそが、子供に未来の自分を考えさせる、真の原動力になるのではと思います。
③二つを活かす最低限のスキルについても、親として学ぶことを諦めない姿こそ必要で、仕事から帰ってだらだらテレビを見ていて、それでいて子供には勉強させるのではなく、何かしら新しいチャレンジをしている姿でこそ、子供はスキルを身につけようと思うのではないでしょうか。
そしてこういった事は、実は会社の中の上司部下でも同じかもしれません。これまで人類は様々な変化にも対応してきました。世の中の変化に対応するために、より豊かに生きたいと願って、様々なスキルを獲得してきました。文明が進化して予期・予想できるなどと傲慢になってしまったのかもしれません。
常に未来がどうなるのか分かりませんが、分からないからこそ、自分にできる準備を怠らずに、考えて行動しつづけるようにありたいですね。