水素があれば「ロシア依存」から抜け出せる欧州が着々と進める次世代エネルギー戦略のしたたかさ
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その水素をどうやって調達するのか。
結局、化石燃料を元にしたグレー水素やブルー水素が安価なのでは、と思わずに要られません。
と思って調べてみると、
「グリーン水素のコストは1kgあたり3~8ドル程度で、天然ガスから製造するグレー水素の0.5~1.7ドル、ブルー水素の1~2ドルを上回っています。」
https://www.asahi.com/sdgs/article/14677144
となると、天然ガスから製造するのが最も安価で、結局、脱ロシアをするより、ロシアからガスを輸入して水素を作る方が良い話になってしまいます。
天然ガスも石油も、掘れば勝手に噴き出してきて、経済性が圧倒的に高いことがポイントなのではないかと思います。
とはいえ、再生可能エネルギーが化学エネルギーに添加された形で安定的に運べるなら、可能性はあるようにも思えます。
重要なのは、風力や太陽光、地熱などを利用しやすい地域から、安定して水素を固定化し、運ぶことのできる仕組み作りだと思います。
現状、液体水素は極低温、高圧下に保存しなければならず、危険性もあります。
トルエンやアンモニアなどを水素キャリアとするアイデアはありますが、何か大きなブレークスルーが必要で、それはまだ起きていないように思われます。
注目のコメント
水素の活用もまた、単直線的に進むようには考えにくいわけですが、一つの手段にはなり得るのかもしれません。
少なくともヨーロッパは、水素を再エネで生成しようとしていますが、そのスキームが上手く行くかも分かりません。とりあえず、実証実験は始まっているようです。日本は「水素」を早い段階で着目して政府でも取り上げてきましたが、やはり「座組作り」が下手なので、世界における水素社会のルールづくり、仲間づくりでは後発欧州に持っていかれる懸念があります。
主力にはなり得ないでしょうね
石油精製やコークス炉などプラントから出る副生成物の水素を有効活用するなら兎も角
そのままで有効な電気やガスからわざわざエネルギー密度(燃焼カロリー)低い水素を作るって
なんでそんな無駄な事するの?って気持ち悪くなるのが普通だと思います