植田日銀総裁で政策修正予想が前倒し、次は「YCC撤廃」-サーベイ
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2年と期限を区切り、実現できなければ辞任するとまで副総裁に発言せしめて始めた異次元と言う名の異常な緩和が禁じ手に次ぐ禁じ手を繰り出して異次元度を増しながら10年続いて未だに目標を「実現していない」のですから、普通の感覚なら“正常化”に向けて見直されて然るべし。ただ、日本経済も政府も日銀も利上げに耐えられる状況にない中で明示的に「金融引き締め方向に動く」のは難しそうに感じます。
巨額に膨らんだ政府の借金と日銀のバランスシートのリスクが表面化しないのはYCCで長期金利が低く抑えられ続けているからで、強烈なインフレに襲われて長期金利が3%ほど上がった欧米と同じ状況に我が国が陥ったら大変です。
新しい総裁がハト派であろうとタカ派であろうと今の緩和を継続しつつ極めて慎重に見直しを進めるほか無いでしょう、たぶん。異常な緩和の修正過程であるだけに見直しは引き締め方向にならざるを得ないでしょうが、日本が欧米並みのインフレに襲われることが無い限り、極力引き締めと捉えられない形を選びつつ時間をかけて進んで行きそうな気がします。YCCを国債金利や財政との関係でみる向きが強いが、今後を見据えるとYCCが民間金融に与える影響をどう見極めるかがカギだろう。国債金利だけが異常に低く抑えられている状態は持続不可能で、他の年限の金利や民間の長期金利との連動性も無視できない、