緩和路線「継続」見方広がる 植田氏起用、事前予想なく―政府・与党
時事ドットコム
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「安倍政権が進めた経済政策『アベノミクス』を急激に修正すれば、自民党保守派を刺激しかねないだけに、『路線継続』をアピールする狙い」 (@@。
金融政策を変更すると言えば直ちに激震が走ることが必至な市場環境だけに、誰がやっても急には変えられないという理解が多くの市場関係者の内心にあったような気がします。「(別の候補者に)断られまくった末の人選」といった皮肉が出るほどの事態にちょっと驚きはしたものの、それが確認されて市場が落ち着きを取り戻したといったところでしょう。
それはそれとして、岸田首相が敢えて「黒田氏の路線を継承する人物だ」と語られる心中は、全くの当て推量に過ぎませんけど、なんとなく分かるような気がします。政権支持率がせいぜい3割前後に下がったいま、支持層の大部分は自民党を支える筋金入りの保守層であるはずです。大胆な金融緩和を主張した今は亡き安倍元総理の意に反する政策転換をして自民党保守派の離反を招いたら、頼みの綱の岩盤保守層の支持さえ失いかねません。この状況下で政権維持に何より重要なのは、国民全般から得る支持率を上げることでなく、自民党保守派の離反を防いで岩盤たる支持層をこのまま守ること。政府からの独立性が強調される日銀と雖も、政治の頚木を離れることは難しそう (・・;ウーン「国際的に渡り合えるのか」という若手議員の声があるようだが、国際金融は「マフィア」とよばれる海千山千のメンバーが仕切る世界。それを知らないで勝手なことを言っていると痛い目にあう、ということを教えてあげたい、と思います。