“乗りすぎないでおくれやす” 京都で「バス1日券」廃止のなぜ
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コロナ前、満員満員でバス停通過が常態やったことを知る地元民は支持するやろね。インバウンドさん戻ってきはったらまたエラいことになる。宿泊税上げなどの抜本対策には賛成でも、時間がかかる。その経過措置かと。なお、タイトルは京都弁的にヘン。
一日券廃止は、混雑解消よりも交通局の収益改善と
地下鉄への誘導が目的でしょうし、仕方ないです。
一日券は、慢性的に赤字で乗客数が減り続けていた中での
経営のテコ入れ策として販売されました。
一日券は500円で均一区間乗り放題で一回220円の料金の中で
3回乗れば元がとれるので、すぐに人気商品になりました。
この結果、乗客数も収益も改善しました。
まだ、インバウンドのイも無い時代、20世紀の話です。
それが、インバウンド需要が高まった結果、
市バスが慢性的に混みだすようになったというのは
記事のとおりです。
お陰様で、京都市バス事業は補助金無しで黒字になるまで
回復しました。
一方で、建設費が高騰していたバブル期に建設した
開業当初は空気ばかり運んでいた東西線を抱える地下鉄事業は
コロナ禍前でも、補助金込みでやっと黒字という状況です。
コロナ禍で交通局の事業収益が大幅に悪化した3年間の赤字を
取り返す事と、地下鉄事業の更なる業績改善は
京都市交通局の悲願であるはずです。
なので、受け入れざるを得ないのかな……とは思います。
ただ、京都市民の負担感を軽減したいのであれば、
定期券の値段をもう少し下げてほしいな……というのが本音です。
通学定期も含めて、京都市バスの定期券はとても高いので……。ICカード普及すれば乗降時間節約のメリットもないしなぁ。
政策的に地下鉄との共通一日券に誘導するのは分かるけど、それだけだと本質的に「京都駅から河原町通へのアクセスが悪すぎる」問題が解決できない。
四条烏丸から四条河原町までは地下でも行けるけどただの地下道だし、鴨川を渡って四条京阪に出るところで地上をわざわざ通らざるを得ない。
トータルで見て、まだまだ京都の公共交通は手を付けなきゃいけないところが多すぎる。たとえば京都駅~京都国立博物館までの動く歩道を作るとかで相当な変化にはなりそう。