面白アイディアが日本企業によって殺される12のステップ
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注目のコメント
日系の古い大企業から出資を受けて社内ベンチャーを立ち上げた身として、この12のステップの中の最大の問題点を指摘します。それは「3」です。企画書、送るのはNGです。甘すぎます。上司を説得できた後の、「3」の代わりになるプロセスをお話しします。
前提1:承認者と事前にお知り合いになっておくこと
前提2:知り合いじゃなければ、出待ちしてきっかけを作って話しかける
or 知り合いに飲み会を開いてもらう
ステップ1:承認者の腹心にまず説明し、味方につける
ステップ2:承認者を出待ちして「今度ちょっと話聞いてもらえませんか?」
ステップ3:腹心の方と作戦を練る。アポ(夜の食事付きで)を取る
ステップ4:腹心から、承認者に、事前に周辺情報や当該情報を擦り込む
ステップ5:いざ、腹心の方と一緒にF2Fでプレゼン。※金曜の夕方が良い
プレゼンの心得1:承認者が慣れ親しんだプレゼンスタイルを事前に調べて作成
プレゼンの心得2:一回で絶対に決めに行かない(二回戦ありきで準備)
プレゼンの心得3:「教えてください」「尊敬しています」
プレゼンの心得4:いかに会社を愛しており、貢献したいかも付け加える
これはほぼフルパッケージに近いですが、制度も何もない中で社内起業したいならば、これぐらいのことはできなければなりません。そして、承認者が5人いるなら、5人全てにこれをやるのです(一部端折ることはできます)。そして、これをテクニック論的に扱う人も、社内起業には向いていません。心底そう思って、(会社や上層部とのやりとりが)好きで実施できることが必要です。それが嫌なら、外でやりましょう。自分の信じるアイデアを実現するという信念があれば、社内でも社外でも、実現できる場所を選ぶべきです。どこでやるかは手段ですから。
ちなみに、友人に「始動 Next Innovator」シリコンバレー選抜の方が複数人いますが、大企業内でイントレプレナーされている方、外に出て起業されている方、色々いらっしゃいます。必ずしも、大企業内の上層部に潰されてしまったというわけではありません殺されるアイデアは、所詮その程度。
アイデアはたくさんある。口で言うだけなら容易い。でも現実世界でそれを具現化するには、アイデア時点で考えていたこととは、まったく予想もできなかった障害が次々と襲いかかってくるものだ。
そもそも、本当にそのアイデアに自信があるなら、会社を飛び出してやればいい。そのためには、全てのリスクを背負ってでもやり切る自信と覚悟が必要だ。社内を説得できない程度のアイデアで、市場を説得できるはずがない。情熱が冷や水に沈められる
周りからしたら「なんでそれをやらなきゃいけないの?」と思うことだし、うまくいくかわからないものに時間とお金をかけ、その人に投資しないといけない理由なんてない
その熱を共有するには、直に熱源にいっしょに近づくしかない。顧客訪問についてきてもらい課題のリアリティを実感してもらい、共感者・共犯者を1人2人と増やすしかない
あるいは1人のアイデアをみんなのアイデアにしようとするより、みんなの志からアイデアが生まれる過程をともに過ごすほうがいいのかも、とおもってFORTHというアプローチにトライしてます
https://forth.mystrikingly.com