「これじゃ、らしくない」ダイハツの開発陣がモデルチェンジで浴びた若い女性からの"ダメ出し"の中身
コメント
注目のコメント
既存顧客を裏切らない。商売において大切なこと。ブランディングの際についターゲットチェンジをしたがることがあるのですが、これまでファンとして支えてくれたお客様を裏切らずに新たなお客様の裾野を拡大するのは実はすごく難しい。開発者にこれまでのブランディングとこれまでの顧客の深い理解が必要で、それは自らの仕事の修正作業に近い。
ピカ新のブランドを作る勢いやワクワク感や勢いとはまた違う粘り強い復讐の繰り返しの上での進化。
でもそれができると既存顧客からの信頼につながり、ブランドへの誇りがます。変えないとブランドは古くなる変えすぎると過去の資産を失う。 ファンが大切にしていることを守りつつ挑戦を続けることがブランドを成長させる道。 ダメ出しを大事にしながら進んでいくのがいいのだと思う。初代は2016年に発売されましたが、単に「かわいい」というだけではなく、機能とデザインが両立した骨太なクルマだと感じました。こんないいデザインはめったにできません。まず元がいいんです。
そして今回のモデルチェンジは「ホントにモデルチェンジしたの?」と思うほど初代のデザインを継承しています。社内では「あまりに変わりは感がなく、既存ユーザーの買い替えが進まないのではないか」という議論があったことは容易に想像できます。
ただし、「代わり映え感」ばかりを追求するとブランドがぶれる。これは日本メーカーの悪い癖だと思います。
一方、伊藤沙莉さんを使ったCMは先代のものよりも女性を意識していますね。このあたりは色んな意見があったように感じます。想定していたユーザーは母×娘。ところが実際には父×娘や、母×息子という組み合わせも少なくなく、それがモノトーンにクロームでちょっとシックな「セオリー」開発に繋がったと聞きました。単にユーザー調査が行き届いているというより、データの読み方がいい感じがします。
ちなみに走りも機能は満たしつつも味薄だった 最近のDNGA使用のダイハツではベストかと。しっとり感あります。