[7日 ロイター] - 北欧諸国のオリンピック(五輪)委員会などは7日、国際オリンピック委員会(IOC)に書簡を送り、ウクライナ侵攻を続けるロシアと隣国ベラルーシの選手の国際大会出場に反対する姿勢を改めて表明した。

北欧のオリンピック委のほか、パラリンピック委、スポーツ連盟は共同声明で「今は彼らの復帰を検討する時期ではないというのがわれわれの立場だ」と言明。「この機会を利用し、ウクライナの人々と平和への要求に向けたわれわれの確固たる支持を改めて確認する」とした。

リトアニア、エストニア、ラトビアのバルト3国とポーランドも今月2日、侵攻が続く限りはロシアとベラルーシの選手を五輪を含むスポーツ大会から除外するよう各国のスポーツ協会に呼びかけた。

IOCは先月、ロシアとベラルーシの選手がアジアの大会に参加する検討案に前向きな反応を示し、2024年パリ五輪については中立の立場で参加させることを望んでいるという認識を示した。

これに対しウクライナのゼレンスキー大統領は、同国へ侵攻するロシア選手の24年パリ五輪への参加を認めることは「テロが何らかの形で容認される」ことと等しいと述べていた。