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「鉄さび電池」2GWhの大量導入、米石炭火力大手が2025年に稼働へ

日本経済新聞
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  • スズキマンジ事務所 代表 (株)デンソー CX

    なるほど、充電時間も放電時間も長いことがメリットになる!

    (以下、記事中からの引用)
    より長い期間の出力変動の平準化に使える
     今回Xcel EnergyがForm EnergyのFe空気2次電池を選択したのにはコストの安さに加えて、もう1つ理由があるという。リチウム(Li)イオン2次電池(LIB)に対して放電の継続時間がずっと長い点だ。

     具体的には、Form Energyの容量1GWh(1000MWh)のシステムの最大出力は10MW。フル充電した後、全部放電するには約100時間(100h)、つまり4日超かかる。

     一般に多くの蓄電システムには、容量と放電時間にトレードオフの関係があり、しかも各技術で、最もコストパフォーマンスが高い典型的な放電時間が異なる。例えば、キャパシターは容量密度が小さく、出力密度が大きい。言い換えれば、放電時間が極端に短い。そこに無理にレギュレーターなどを追加して放電時間を引き延ばすと余計なコストがかかってくる。

     一般的なLIBの場合、2~8時間前後で放電するのが最もコストパフォーマンスが高い。1日以内の出力変動への対応には優れているわけだ。ところが、数日間またはそれ以上の期間にわたる長周期の出力変動への対応にはコストパフォーマンスが低くなる。

     一方、Xcel Energyが必要としたのは、再生可能エネルギーの発電システムにとっての良い天気が数日続いて得られた余剰電力量約1週間分を、翌週、あるいは数週後にやはり1週間かけて放電するといった、やや長い期間の出力変動の平準化に使える蓄電システムだった。Form EnergyのFe空気2次電池は、典型的な放電時間が100~120時間で、Xcel Energyが求める数日~数週間スケールの出力変動対策に最も適合する。

     米国などでは最近、こうしたやや長めの期間の出力変動に対応した蓄電システム「Long Duration Energy Storage(LDES)」システムが脚光を浴びている注1)。Form EnergyのFe空気2次電池は、そうした用途にうってつけというわけだ。

    注1)一般には放電時間が10時間以上の蓄電システムを指して使われることが多い。

    ※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません


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