「サービス残業は泣き寝入りしかない」はもう古い「残業代が出ない」と悩む人が会社を訴えるべき理由 - 会社側が完全勝訴するケースは少ない
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これはこの記事が100%正しいです。サビ残で社員が泣き寝入りする必要なんてまったくありません。
記事はコンプライアンスの観点を強調するのですがわたしはむしろもっと大事な経営視点があるのではないかと思っています。
サビ残ではその残業代金の支払いだけでなく付加金(会社に対するペナルティですね)の支払いを求められます。その付加金額も2倍へと増額されましたから会社が支払うべき総額はもともとの残業代の3倍になります。つまりサビ残がサビ残である限りは会社の経営者はその金額がいくらでいつ明らかになるのかもわからぬといういわば「偶発債務」を抱えたまま会社を経営することになるのです。サビ残は表に出ない。だからそんなことになるのです。
爆弾を抱えないようにするには残業をすべて記録してそれを表に出す。そしてそれをきちんと支払う。そこから始めるしかありません。そしてすべての残業を表に出させてそれを全額支払ってから何をするのか?
そこからが経営者の出番です。