岸田政権の少子化対策は的外れ！ まずは未婚の増加を直視すべき（長妻昭）（日刊ゲンダイDIGITAL）

コメント

選択しているユーザー

• 荒川 和久

  独身研究家／コラムニスト

  ・2023年02月04日

  タイトルだけをみたら「お、やっと指摘する政治家がでてきたか」と思ったのに、内容見たらがっかり。与党同様的外れです。未婚率があがったのは別に親元同居の未婚とは関係ない。昔も結婚するまでは親と同居が当たり前です。
  親元と同居し続けているから未婚率があがったのではなく、未婚率があがったため、結果として親元同居の未婚者の数が増えたとみるべきで、因果は逆。子育て支援をすれば出生数があがるはずという政府の勘違いと同様のことを言っているようです。
  「子ども部屋おじさん」などという揶揄言葉を使って某なんちゃら研究所の社員の記事が炎上したが、一人暮らしすれば結婚できるなら、70年代以降なんでこれだけ単身世帯の数が爆上がりしているのか説明してもらおうじゃない。こじつけも甚だしい。未婚問題の本質はそこではない。
  非正規の問題も本質的な未婚問題ではない。実際、男性の場合、生涯未婚となっている人口のほとんどは正規雇用者でもある。正規雇用であっても300万円の年収すらない人たちも沢山いるという現実の方を直視してほしい。結局、与野党ともに的外れの応酬し合いで一体何をやってんの、これ。