少子化対策で注目される「N分N乗方式」って? 世帯単位で課税するから子ども多いと低税率
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N分N乗方式、私は導入するメリットがある制度だと考えている一方で、
実務的な課題はたくさんあり、導入にはたくさんの困難があるなと感じています。
一番の課題は、現在の所得税の申告・徴収の核になっている
年末調整制度だけでは所得税の税金計算が完結しなくなってしまう人が
相当数出てしまう点です。
この制度は、「個人」に課税ではなく「世帯」に課税ですから、
1世帯内に所得がある人が複数いると、今のシステムは崩壊します。
所得税の給与所得の源泉徴収&年末調整制度は、とても良くできていて、
課税当局と個人がとても有利な制度になっています。
(かわりに法人はたくさんの実務負荷と徴収責任を負わされているのですが。)
このシステムを崩壊させたくないであろう国税庁、そして財務省は
N分N乗方式の導入に強く反対するでしょうね。片働きの方について焦点が当てられがちですが、ひとり親も不利ではないかと思います。子供を増やそうにも増やせないし、係数Nが小さい分、減税幅も小さくなってしまうと思います。ひとり親が不利な状況に陥らないように対策していくことも必要ではないでしょうか。
現行の税率のままN分N乗を導入すると全体として税収減になるだろうから、それをどうやって埋め合わせるのかが課題になる。
場合によっては、単身世帯や全員に所得がある世帯では恩恵がないどころか負担増になってしまうのではないか?