[ニューヨーク 26日 ロイター] - オルタナティブ資産運用世界最大手のブラックストーンは26日、第4・四半期の分配可能利益が前年同期比で41%減少したと発表した。資産現金化が減少した。

分配可能利益は前年同期の23億ドルから13億ドルに減少した。

1株当たりの分配可能利益は1.07ドルとなり、リフィニティブがまとめたアナリストの平均予想0.95ドルを上回った。

金利上昇やインフレ、景気後退懸念、地政学的緊張などにより、同社のようなプライベートエクイティ企業は資産を高値で売却することが困難になっている。

資産売却による純利益は前年同期比55%減の3億6690万ドルとなった。前年同期は8億1750万ドルだった。

一般会計原則(GAAP)に基づく純利益は5億5790万ドルで、前年の14億ドルから60%減。投資損失が響いた。

運用資産総額は9747億ドル。1株当たりの配当は0.91ドル。