プライバシー強化技術は、データ活用への不安を払拭できるか
有限責任監査法人トーマツ | NewsPicks Brand Design
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データ利活用については、10年前のピーク/ブームから、萎縮/失望を経て、いま面白いタイミングになっています。
スタートアップやM&Aという具体的な案件で、バリュエーションの大きな部分をデータが占めているものもあります。
PETsといった新しい技術も取り入れつつ、価値を具体化する企業や事業にチャンスがありそうです。
注目のコメント
データの利活用が進めば、さまざまなサービスが個人に最適化されて便利になっていく。そんなふうに楽観的に捉えられていたのは、10年前くらいがピークだったのかもしれません。
SNSやAIや電子決済が普及したこの10年で、個人データの取扱いには渡すほうも預かるほうも慎重になりました。この先どうすれば、プライバシーを保ちながらデータを役立てていけるのか。その手段のひとつが、今回取り上げた「PETs(プライバシー強化技術)」です。
技術的な説明はできるだけ簡略化して例示しましたが、まだまだいろんな活用のアプローチがあり、監査法人トーマツの早竹さんや岸さんはその研究や実装に取り組んでいます。話を聞くと「いいこと尽くめでは?」と思いましたが、NewStories太田直樹さんいわく「技術があるだけでは足りない」。どんなデータをどう使えば、自分たちの事業やサービスをよりよくできるのか。今一度考えてみたくなる鼎談でした。PETsと言われる個人情報の取り扱い方は10年以上前からGAFAでやられていることですが、日本企業ではまだ普及率が低いようです。いろいろな技術がでていますが、安心安全に利用できてこその持続的なデータ活用だと思います。10年前から一回転して、今データ利活用が面白いというのは実体験として共感します。