バリューアクト、セブン&アイ株主にコンビニ事業分離案へ支持要請
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注目のコメント
ValueActはオリンパスやJSRとは取締役にも就任し、良い関係を築けているように見えるが、セブンはこじれている。
昨年、コンビニ以外撤退をという書簡をセブンに送付しているが、下記がその際のPick。そこでのコメントの転載になるが、ValueActは、これまで104件の投資をするなかで、公開書簡にまで至ったのは6件、プロキシファイトは1件(p8)。オリンパスや任天堂などにも投資をしており、過去のスティールパートナーズなどのように、日本の資本市場からのレピュテーションリスクや感情的反発を避けるインセンティブは十分だし、そもそもそういうスタイルではない。
でも「遅く複雑な意思決定(slow, convoluted decision-making)」とか「マネジメントの能力に失望し、株主のインプットなしには戦略的な決定はできないと感じた(we lost faith in management's ability to set the strategic course without input from shareholders)」と、強い言及をしている(p10)。
https://newspicks.com/news/6677090
ValueAct資料
https://valueact.com/wp-content/uploads/2022/02/Seven-i-Holdings-Public-Presentation-vF.3.pdf
そのうえで、昨年の株主総会では、セブンの会社提案の取締役は就任を支持した。併せて、そこで再度コンビニへの集中を求めた。
https://newspicks.com/news/7028107
いよいよ、どうなっていくか。
なお、他の日本での投資先は任天堂。取締役は送っていない。セブン&アイはそごう・西武の売却も行っていますし、コングロマリットの解消には前向きだと感じます。だからと言って、セブンイレブンのスピンオフには踏み切らないのではと個人的に思います。セブン&アイにとってセブンイレブンは核の事業だと思いますし、ブランドイメージの結びつきも大きいのではないでしょうか。
総合生活産業としての7&iは随分前になくなっていると感じます。
ただ「国内消費者から見ればイトーヨーカドー、デニーズ、そして711もろもろで7&iだろう、、」という認識の現経営陣の意向が、コンビニ切り離しを即座に良し、としないように思います。
が、正に、生活者から見れば、最も自身にふさわしいものを提供してくれるのは、会社でなくて、ブランドサービスであって、投資家や株主、経営陣の意向はあまり意識してないはず、では。
百貨店事業のように、傷む前での切り離しが良いのでは。