(ブルームバーグ): 米アップルは、「スマートホーム」市場でアマゾン・ドット・コムやグーグルに挑むため、新たなディスプレーやより高速なTVセットトップボックスなどを含む端末の投入に向け取り組んでいる。計画に詳しい複数の関係者が明らかにした。
スマートディスプレーの投入は、タブレット製品からスタートする。実質的には低価格「iPad」で、温度や照明の調整や動画再生、「FaceTime」チャットの取り扱いをできるものになる。磁気で壁などに装着でき、通常のiPadよりも家電製品に近い位置付けとなる。
アップルはさらに、より大きなスマートホーム用ディスプレーの開発についても協議しているという。協議が公になっていないことを理由に関係者が匿名を条件に語った。
アップルはTVボックスの刷新にも取り組んでいる。関係者によれば、来年上期の投入に向け、現在のデザインを継承し、より高速なプロセッサーを搭載する新バージョンの開発に取り組んでいるという。
アップルの担当者はコメントを控えた。
原題:Apple to Expand Smart-Home Lineup, Taking on Amazon and Google(抜粋)
(2段落目以降に情報を追加して更新します)
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