(ブルームバーグ): 英投資ファンドのペルミラが、日本拠点を閉鎖したことが18日、分かった。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。

     同社の英語ウェブサイトなどによると、日本代表を務めた藤井良太郎氏はシニア・アドバイザーとして在籍しているが、それ以外の日本在勤の専門人材はすでに会社を去った。日本語ウェブサイトは現在、閲覧できない状態になっている。

ペルミラは2005年に日本に進出。08年に農薬製造販売のアリスタライフサンエンスの全株式を米ファンドから約2500億円(当時のレートで約22億ドル)で取得したほか、12年には回転ずしチェーン大手「あきんどスシロー」を約1100億円で買収するなど日本関連の大型案件にも携わった。両社の株式はすでに売却済み。

ブルームバーグの取材に対し、ペルミラの広報担当者はコメントを控えた。投資ファンドなどの情報サービスを手掛けるAVCJは昨年10月末、ペルミラの日本拠点は閉鎖される方向だと伝えていた。

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