グローバル貿易停滞へ、31年まで世界経済下回る伸びと予測-BCG
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貿易成長率が経済成長率を下回ること自体が問題というよりも、貿易成長率の停滞は持つ意味合いが重要だと考えます。
つまり、ロシア経済の世界経済における位置付けの再構築が免れないことに加えて、経済安全保障を理由とするヨーロッパ経済の一種の鎖国化(循環化、と彼らは称してますが)が、世界貿易停滞の主因ではないでしょうか。
思えば、リーマンショック自体は米国発でしたが、その後の世界経済を混乱させたのはヨーロッパでした。それから10年が経過し、またヨーロッパが世界経済を混乱させていると言えなくもない。
米中は緊張と緩和を繰り返しながらも、外交面ではまだプラグマティズムが働く気がします。問題は中国が次期体制以降も、そうしたプラグマティズムを維持できるか。言わば、内政や社会の安定に努めることができるかにあると考えます。貿易=グローバル化ではない。しかし、グローバルな貿易が停滞することはサプライチェーンのあり方の変化を示唆する。それは先進国の経済停滞や中国の経済活動の鈍化とともにサプライチェーンの見直しの結果でもあるのだろう。