(ブルームバーグ): 米マイクロソフトはクラウドサービス「アジュール」にオープンAIの「ChatGPT(チャットGPT)」を「近く」加えると明らかにした。マイクロソフトは人工知能(AI)研究・展開を手掛けるオープンAIへの出資を大きく増やすことを検討している。

マイクロソフトは「アジュール・オープンAIサービス」を広範に利用できるようにする方針を発表。2021年に公開されたこのサービスは利用可能な顧客が限られている。

同社のブログ投稿によれば、アジュール利用者はChatGPTのベースである言語システム「GPT-3.5」や画像生成の「Dall-E」を利用できる。アジュールの顧客はクラウド上で展開している顧客独自のアプリでオープンAIの製品を使えるという。

ブルームバーグ・ニュースは先に、マイクロソフトがオープンAIに最大100億ドル(約1兆2900億円)を追加投資する方向で協議をしていると計画に詳しい関係者の話として報道。ニュースサイトのセマフォーは先週、オープンAIの企業価値を約290億ドルと評価する取引になる可能性があると伝えていた。

マイクロソフトとオープンAIの担当者は出資協議についてコメントを控えた。

原題:Microsoft to Add ChatGPT to Azure Cloud Services ‘Soon’(抜粋)

More stories like this are available on bloomberg.com

©2023 Bloomberg L.P.