G7と対ロ制裁継続を確認、半導体は米などと意思疎通し取り扱う=岸田首相
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ウクライナとコロナの2大戦争という難局でホストを務めるG7は、日本が民主国陣営の中で信頼される政治大国として輝けるかどうか、歴史的なポイントになる。経済一流・政治三流は昔のこと、他国に比べ政治が安定する今、存在感を示していただきたい。
岸田首相はアメリカでは「厚遇」を受け、訪米は成功していると思っているようです。
私はいくつか注目するポイントがあります。
1)日米同盟はより軍事同盟の色を持ち、日本はただアメリカの軍事的保護を受けるだけでなく、むしろ同盟国として特に台湾有事の際、先制攻撃とも思われる敵基地攻撃をする。その場合、沖縄当たりのいくつかの小さな島が戦争範囲になることは仕方がないと思っているようです。
2)日本と中国の関係は1972年に国交回復の後、基本的に平和であり、それは日本の経済発展、中国の改革開放を50年間保障してきたが、これからの50年間、軍事対立の面は徐々に強まってこないかと心配します。
3)日本経済は中国の最大の貿易国としていたが、これから半導体などの先端技術のところではむしろデカップリングしていき、日常雑貨などの普通の消費財だけ中国と付き合います。これでは経済の面でも貿易を拡大していくのではなく、緊張対立していくこはないでしょうか。
4)中国の日本外交政策がはっきりしているとは感じませんが、日本の中国と対立していく外交は非常に鮮明に出てきました。中日外交はどんな形でやるか、外交という手段をまだ必要でしょうか。少なくとも2022年12月の安保三文書が出てから中日の間では何らかの外交をやっているという噂を聞きません。今後も対立ばかり強調して、外交なんかはいらないのでしょうか。中国やロシアを必要以上に刺激しにG7各国を訪問してるように見えてしまうのは自分だけだろうか。
日本の役割はG7と歩調を合わせて中国やロシアとの関係を悪化させることではなく、間に立って必要以上の緊張を抑えるように努めることではないだろうか。
今の岸田政権は無駄に緊張を煽って国益を損なおうとしてるように見えるのだが。