[13日 ロイター] - ロシア国防省は13日、激戦が続いていたウクライナ東部のソレダルを制圧したと発表した。

半年にわたり軍事的後退を強いられてきたが、昨年7月以来となる目覚ましい戦果を挙げたとしている。これにより、東部ドネツク州の要衝バフムトへのウクライナ軍の補給路を遮断できるという。

国防相の声明は、ソレダル制圧はロシア軍と空挺部隊の戦功とし、ロシアのプーチン大統領の盟友が経営する民間軍事会社ワグネル・グループが果たした役割については言及しなかった。

同省はその後、新たに声明を発表し、ワグネルの戦闘員がソレダル制圧で貢献したと明らかにした。

ロイターは報道内容の事実関係を確認していない。

一方、ウクライナ東部軍司令部の報道官はロシア軍によるソレダル制圧を否定。ウクライナ軍はまだ持ちこたえているとした。

ウクライナのゼレンスキー大統領は13日深夜のビデオ演説で、同国軍はソレダルほか東部の複数都市でロシア軍との戦闘を続けていると述べた。