[ストックホルム/ロンドン 9日 ロイター] - SNS(交流サイト)「フェイスブック(FB)」の親会社メタとグーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」は9日、ブラジルで週末に起きたボルソナロ前大統領の支持者らによる連邦議会などの襲撃を支持または称賛する投稿を削除していると発表した。

メタの広報担当者は「選挙に先立ち、当社はブラジルを一時的に危険度の高い場所に指定し、武装蜂起や、議会や大統領府官邸、その他の連邦政府の建物への侵入を呼びかけるコンテンツを削除してきた」とした上で、議会などへの襲撃を支持・称賛する投稿は削除することを意味すると説明した。「積極的に状況を見守っており、当社のポリシーに違反するコンテンツを削除し続ける」と述べた。

ユーチューブの広報担当者はロイターに対し、「当社の『コミュニティー・ガイドライン』に反するコンテンツを削除している」と説明。今後も事態の推移を見ながら警戒するとした。

ブラジル最高裁は8日夜、フェイスブック、ツイッター、ティックトックにはクーデターをあおる投稿をブロックするよう命じた。

ツイッター、ティックトックからは今のところコメントを得られていない。