次期日銀総裁、中曽氏がトップ＝対話力、機動力を重視―時事通信の市場関係者アンケート
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「市場関係者を対象にアンケート調査」とのことなので、国債を空売りしている投機筋でない限り、今の緩和策を見直して金利を上げて株価と景気を冷やして欲しくはないでしょう。そうなると黒田日銀の下で今の政策に関与した中曽氏、雨宮氏に票が集まるのは当然であるように感じます。若田部昌澄副総裁を挙げる向きはその真骨頂。どんどんカネを供給してくれという願望が押す人選です、たぶん。
日銀総裁は内閣が人選して国会の承認を求めるので岸田総理の意向が反映されるわけですが、総理も円安とインフレを止めるよりガソリン、電気、ガス等々に補助金を出して価格を抑え、個人に給付金を配って目先の痛みを和らげる方向に目がむいていらっしゃるようなので、金融政策の見直しに言及している某元財務官のような方を選んで景気を冷やすリスクを冒したくはないんじゃないのかな （・・?
トップに名前が上がるお二人のいずれかが引き受ける意志をお持ちなら、そのいずれかで決まりそうに思いますけれど・・・
次の日銀総裁が火中の栗を拾う立場になられる可能性は高そうです。一旦離れたか現職かはともかく、共に日銀マン出身で黒田日銀の政策推進に深く関係された立場です。要請を受けたら余程のことが無い限り勇んで引き受けられて当然なのに、万が一にも難色を示されるなら、日銀がどうにもならないほどのリスクを抱えていることを思わせます。総裁人事の内幕を知る由もないので完全な憶測ですけれど f(^^;市場関係者じゃなくて、所属から推察すると債権市場関係者じゃないですか？
それに、副総裁として挙げられている翁氏は、先日、防衛費増額の財源として増税を報告した有識者会議の構成員（※）じゃないですか。
ここでいう「市場関係者」は、よほど金融引締と緊縮財政をお望みなのでしょうね。
※ https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/boueiryoku_kaigi/pdf/kaigi_kaisai.pdf
