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ウクライナの論理としては、
国連創設時に常任理事国5か国の1つとなったのはソ連である

ロシアはソ連の継承国家として常任理事国の席を持っているが、本当は正当な常任理事国ではない
(ウクライナだってソ連の継承国家には違いないし、他にも旧ソ連構成国は複数ある)
というものですが、ソ連崩壊後30年間に渡って、ロシアはソ連の継承国家で、常任理事国である、ということを全ての国連加盟国が認めて、異議を唱えなかったのですから、今から言いだすのは、さすがに通りにくい論理だろうと思います。
 今の時点では、ロシアへの嫌がらせ以上の効果はないでしょう。

この論理が通るなら、
本来、中華人民共和国は常任理事国ではなく、中華民国(台湾)が常任理事国である(1971年に交代)

中華人民共和国は常任理事国から外れるべき
という論理も通りかねません。

また、国連憲章の手続き上、常任理事国の変更は、現常任理事国の合意が無ければできません。
 そのため、もし日本が常任理事国になるためには、現状だとロシアと中国の同意が不可欠です。

日本が常任理事国になれるとしたら、米国主導で上記のような無理な論理を押し通して、ロシアと中国を外すか、新しく国連をつくってそこに米国推薦で常任理事国にしてもらうか、でしょう。
 どちらの場合でも、中国との戦争が起きて、米国と日本が戦勝国になったら、という前提の上でのことでしょう。
 ロシアが崩壊しても、中国が健在なら、常任理事国の入れ替えは無理です。
第二次世界大戦という未曽有の戦争によって構築された制度を変えるのは、かなり無理な気がする。ロシアが今回の戦争で敗北すれば、国連改革の契機になるかもしれない。
旧ソ連の承継国家としてのロシアという点は動かしがたいので、ウクライナの主張は通らないだろうし、国連からの追放を決めるためには安保理での議決による勧告が必要だから、追い出すことは事実上不可能だろう。
国連安全保障理事会は、強大な軍事力と核武装を持つ常任理事国が他の主権国家を侵略することは前提としていません。その意味ではこの仕組みはすでに崩壊しています。ロシアを国連から排除することが問題の解決につながるかは分かりませんが、国連のあり方を再考することになるのではないでしょうか。
ウクライナが、「ロシアの安保理常任理事国としての地位剥奪と、国連全体からの排除を要請」したとのこと。
ロシアは現在、常任理事国で安保理の決議案に拒否権も行使が可能となっています。
【国際】かつての日本の国際連盟からの脱退という歴史から全く学んでいない愚かな発想。国連と国連安保理という組織が様々な欠点を抱えていることは事実だけれども、創設から70年以上の間、有効な多国間外交のチャネルとして機能してきたという点にも注目すべきだろう。多国間で交渉できる外交チャネルを失うということは、相互不信を深めることになり、それだけ平和から遠のくことになる。