Stable Diffusionがオプトアウトに対応、次期バージョンで
MITテクノロジーレビュー
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日本では著作物をAIの学習に使うことは商用・非商用に関わらず適法であると著作権法に示されていることは有名ですが、この権利(AIの学習に使って良い)はアメリカではそこまで明示的に示されていません。にも関わらず実際にはそのような行為は圧倒的な物量で行われ続けていて、適法でも自粛する傾向の日本とは対照的な状況です。
結局のところAIそのものはそれを開発している企業の知財となるわけですから、個々のアーティストなどの著作物の制作者が「AIに学ばれない権利」を主張するのは当然の流れですし、それに対してAI企業が対応していくことも当然進んでいくべきこと、という意見が大勢を占めるのではないかと考えられます。
もう一つ考えうる流れとしては、学習に使いたければお金を払え、という考え方ですが、オンラインに散らばった各コンテンツに対してそのようなロイヤリティーを付与する手間を考えると、なかなか実現は難しいでしょう。オプトインではなくオプトアウトで良いと思っている人間です。オプトインにすべきは、明らかに本人たちの意思に反する可能性がある場合ですが、AIの学習用データセットに用いられるかどうかはさまざまな意向がありうるため、気になる当事者がオプトアウトするという整理の方がイノベーションや大衆性とも相性が良いと考えるためです。もちろん、データセットに用いられる前に十分な周知やオプトアウトの機会が保障されることは大前提です。
画像生成AIで作成した作品の著作権問題。Stabilyty AIは次のアップデートでアーティストが自らの作品を学習データに活用することを禁止するオプトアウトに対応するとのこと。